ジェルネイルの長さだし!セルフで出来るやり方について | HOMEIジェルネイルコラム

美しいネイルをするために爪を伸ばしていても、途中で1本だけ折れてしまう場合もあります。また、長いネイルに憧れているものの、伸びるまで待てないという人もいるでしょう。そのような場合には、ジェルネイルを使った「長さだし」がおすすめです。

最初からきれいで完璧な状態に仕上げるのは難しいですが、ジェルネイルなら修正も楽に行えます。なぜなら、ジェルネイルはライトで硬化するまで固まらず、硬化した後でもファイルを使えばある程度の調整が可能だからです。

この記事では、ジェルネイルの長さだしの方法について、代表的な2種類を紹介します。爪を長く見せたいと考えている人は、紹介する内容を参考にしてぜひ挑戦してみてください。

ジェルネイルの長さだしとは?

ジェルやチップを使用して、自分の爪の長さよりも長く見せる方法です。たとえば、伸ばしていた爪が1本だけ折れてしまい、他の指の爪と長さを揃えたい場合に適しています。自爪がなかなか伸びず好きなデザインができないと悩んでいる人も、長さだしを行えばさまざまなネイルを楽しめるようになります。

自分の爪が伸びるまでの時間を待つ必要がなく、長いジェルネイルのデザインをすぐに取り入れて楽しめるのでおすすめです。

ジェルネイルの長さだしのやり方

ジェルネイルの長さだしのやり方は、主に2種類あります。それぞれ必要な道具や手順が異なるため、できそうな方法を選んで挑戦しましょう。最初からうまくできるとは限りませんが、繰り返してうちにコツがつかめてきます。

ジェルスカルプチュア

専用のフォームを指に装着し、ジェルを塗って長い爪を作る方法です。専用のフォームやエクステンションジェルを用意する必要があります。

また、爪の長さだしをするときは、あらかじめプレパレーションを済ませておきましょう。
ジェルスカルプチュアによる長さだしの手順は、以下のとおりです。

  1. フォームを爪にあわせて装着する

フォームの穴についているシールをはがし、爪のカーブにあわせて装着します。余分な部分はカットして、指や爪と隙間が出来ないようにしっかり密着させましょう。

2.爪にベースジェルを塗って硬化する

自爪部分にベースジェルを塗って硬化します。肌に付着したジェルは必ず拭き取ってから硬化してください。

3.長さだしをする部分にクリアジェルを塗って仮硬化する

装着したフォームにあわせ、希望の長さや形になるようにクリアジェルを塗ります。使用するジェルはエクステンションジェルでも構いません。自爪の先端までしっかりジェルを塗り、仮硬化します。

4.段差をなくすようにジェルを塗り重ねる

自爪部分と長さだしをする部分の段差がなくなるように、ジェルを重ねて塗って硬化します。希望の厚さや形になるまで繰り返します。

5.爪からフォームをはずす

長さだしをした部分とフォームの隙間に空気を入れ、爪からフォームをはずします。長さだしをした部分が折れないよう、力を入れずにやさしくはずしてください。

6.未硬化ジェルを拭き取る

塗布したジェルの表面に未硬化ジェルが残っているので、ワイプを使って拭き取ります。

7.ファイルで爪の長さと形を整える

爪のエッジにファイルを当て、長さや形を整えましょう。

8.表面にファイルを当てて凸凹や厚みを整える

爪の表面の凸凹や厚みが気になる場合は、表面にもファイルをやさしく当てて整えましょう。きれいに整ったら、ジェルスカルプチュアによる長さだしは完了です。

ファイルを使って爪を整えると、細かいダストが発生します。長さだしをした爪にカラーを乗せたりアートをしたりする場合は、必ずダストを払ってから行いましょう。

チップオーバーレイ

ハーフチップを使用して爪の長さだしをする方法です。ハーフチップの他に、チップ用のグルーやチップ用のカッターを用意する必要があります。

チップオーバーレイを行う場合も、事前にプレパレーションを済ませておきましょう。
チップオーバーレイによる長さだしのやり方は、以下のとおりです。

1.ハーフチップのサイズを決める

ハーフチップにはさまざまなサイズがあるため、爪にあわせてフィットするサイズを選んでください。ジェストサイズがない場合は大きめのハーフチップを選び、ファイリングして大きさを調整しましょう。

2.ハーフチップの表面を削る

自爪とハーフチップの段差をなくすため、チップの表面を削ります。この作業により、自爪とチップが密着しやすくなります。

3.ハーフチップの裏にグルーを塗って貼り付ける

ハーフチップの裏にグルーを塗り自爪に貼り付けます。グルーを塗る幅は、だいたい2~3mm程度です。自爪にチップをしっかり押し当て、グルーが乾くまで待ちましょう。なお、使うグルーの種類によって完全に乾くまでにかかる時間が異なります。

4.チップ用のカッターで長さを整える

ハーフチップはかなり長いため、希望の長さにあわせて調整する必要があります。まずはチップ用のカッターを使用し、大まかに長さを整えてください。

5.ファイルで爪の長さや形を整える

ファイルを使い、チップ用のカッターで短くしたハーフチップをさらに整えます。希望する長さや形になるよう、丁寧に整えましょう。

6.ダストを除去してベースジェルを塗る

ファイリングで出たダストを除去してベースジェルを塗ります。

7.ライトで硬化する

ライトで硬化し、ベースジェルを爪に密着させます。ベースジェルの硬化が終わったら、カラーやアートなどの工程に移りましょう。

チップの種類の選び方

チップオーバーレイで使用するハーフチップには、クリア、ホワイト、カラーなどの種類があります。チップの種類は、長さだしをして施したいデザインや好みにあわせて選びましょう。

また、チップにはストレートのものとカーブがあるものがあります。一般的な爪の形の人、スプーン爪の人はストレートなチップを、剃り爪の人はカーブがあるチップがおすすめです。

アクリルスカルプチュアとはどうちがうの?

アクリルスカルプチュアでは、「モノマー」よばれる粉と「ポリマー」とよばれる液体を混ぜて長さだしをします。具体的な長さだしの手順はジェルスカルプチュアと同じで、フォームを使って形成していきます。

ジェルではないため、硬化のためにライトを使用する必要はありません。それでいてジェルよりも強度があり、折れにくいのが特徴的です。ただし、アクリルスカルプチュアは時間の経過とともに固まっていくため、素早く仕上げる必要があります。慣れていない初心者は、作業が完了する前に固まってしまう可能性があるので注意が必要です。

また、ジェルネイルよりも荒いファイルを使ってサンディングするため、自爪が傷む可能性があります。においもきついので、セルフネイルには不向きです。

長さだししたジェルの落とし方

長さだしした部分をあらかじめ短くカットしておきましょう。その後は通常のジェルネイルと同様にオフしていきます。無理にはがすのではなく、やさしく丁寧にオフすることが大切です。

なお、チップはアセトンでは溶けないため、再利用も可能です。チップを再利用したい場合はカットせず、表面についているジェルやグルーを落としたうえで取り外しましょう。

長さだしした爪が伸びてきたら?

長さだしをしている爪が伸びると長くなりすぎて危険です。また、指先が使いにくくなり、日常生活にも支障がでることもあります。

爪は1日に0.1mm伸びるといわれており、10日で約1mm、20日で約2mm伸びることになります。ジェルネイルは通常3~4週間程度もちますが、長さだしをしている爪を3~4週間程度も放置しているとかなり長くなって危険が伴うかもしれません。

長さだしをした爪は、長くなりすぎたと感じたタイミングできちんとオフすることが大切です。適切なタイミングでオフする時間が取れないときは、ファイルで削って短くしましょう。180グリッドのファイルを使用し、爪先を少しずつ削っていきます。

ただし、ファイルで削っていいのは、ジェルが浮いていないときだけです。ファイルで短くしようとすると衝撃が加わってジェルが浮いたりはがれたりするケースもあります。その場合は、なるべく早めにオフしてください。

なお、爪切りで長さだしをした爪を切ると、強い衝撃が加わってジェルがはがれる可能性があります。長さだしをした爪を短くするときは、爪切りではなくファイルを使用しましょう。

ジェルが浮いてきてしまったら?

3~4週間程度が経過していなくても、ジェルが浮いてきたらオフのタイミングです。すぐにオフできない場合は、ジェルが浮いていたりはがれたりしている部分を爪切りやニッパーで切り取りましょう。さらにファイルやバッファーでジェルを削り、引っかかりをなくします。削るときは力を入れすぎたり、自爪まで削ったりしないように注意してください。そのうえで、トップジェルまたはマニキュアのトップコートを塗布します。

この方法は応急処置であり、あくまでも浮いたジェルがどこかに引っかからないようにするために行うものです。ネイルを長くもたせるための方法ではないないため、ジェルの浮きやはがれを見つけたらなるべく早くオフしてください。

まとめ

爪の長さだしをすると、ネイルのデザインの幅をさらに広げられます。長さだしの方法は主に2種類あるので、挑戦しやすいほうを選んで道具を用意しましょう。長さだしにはさまざまな工程があるため、慣れないうちは作業が難しく感じるかもしれません。しかし、少しずつ練習すれば初心者でも徐々に上達していきます。

「HOMEIウィークリージェル」は、簡単にはがしてオフできるジェルネイルです。ベースジェルやエクステンションジェル、チップがしっかりついているなら、カラーを簡単にはがしてネイルのデザインを変えられます。カラーバリエーションも豊富で、ラメ入りやホロ入りなどもそろっています。「HOMEIウィークリージェル」は、簡単にはがしてオフできるジェルネイルです。長さだしをしたネイルを楽しみましょう。